防災士コラム【水の備蓄量はどうやって決まっているんだろう?】
水はどのぐらい準備しておくべきかご存じの方も多いかと思いますが、そもそも何のためにどのぐらい必要なのでしょうか。国土交通省や東京都水道局の調査によると、地域や季節によっても違いはありますが、私たちは普段おおむね1人1日当たり200~300リットルもの水を使用しており、風呂・トイレだけで半分以上を占めているようです(※1、※2)。
しかしこれだけ大量の水を数日分準備しておくのは非現実的です。生命維持に不可欠ではないものは皆さんの回答にもあったような別の手段(ウェットティッシュやドライシャンプー、口腔ケア用品、携帯・簡易トイレなど)を活用する、水道水を入れたタンクを用意しておくなどの対応(トイレに使う場合は、下水道に問題ないか役所のホームページやマンションの管理組合等に必ず確認しましょう)が考えられるでしょう。
一方、生命維持に必要な飲料水や食事のための調理用水は、保存方法・保存期限を確認しつつ必要な量を準備することが推奨されています。農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」によると、「飲料水として最低限必要な量は、体重1kgあたり15mlが一つの目安」となり、「体重60kgの人であれば、15ml×60kg=900ml」とのことです。さらに調理用水(茹でたり、水分を加えて食べたりするための水。湯せん、米や野菜、食器洗浄用の水は除く)等も加えると「1人1日3リットル程度あれば安心」とされています(※3)。
地域や季節、家族構成によっても水に関する重要度や用途も変わるかもしれません。ぜひご自身の環境に合わせて備えをしていただければと思います。
※1 国土交通省:水資源の利用状況
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/mizukokudo_mizsei_tk2_000014.html
※2 東京都水道局:もっと知りたい「水道」のこと
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-14.html#2
※3 農林水産省:「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/pdf/140205-02.pdf