2月10日はフットケアの日
2月10日はフットケアの日と専門学会により制定されています。
2004年に起こった新潟中越地震では、余震が続く中,避難先の車中において地震のストレスに起因する疾患による死亡事例が見られたように,避難生活の環境改善が大きな課題となっています。※1
それらを踏まえ、車中避難時に注意したい項目に「エコノミークラス症候群」があります。
エコノミークラス症候群とは
食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり、血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。※2長時間下肢を動かさずに座っていると静脈に血栓が生じ、肺の血管を閉塞し呼吸不全などを来します。予防策として挙げられるのは、十分な水分の摂取、かかとの上げ下げやストレッチ、足の指先やふくらはぎを刺激し血流を促すなど下腿から足底の関連筋を鍛え刺激を与える事は、浮腫みの解消や足関節の可動域の改善につながり、エコノミークラス症候群の予防だけでなく、浮腫みにより起こる足関節の可動域制限を軽減し、転倒リスクを低減することができます。首都直下型地震の想定では、帰宅困難者による群衆事故が懸念されている今、一人の転倒のリスクを回避する事は災害関連死を未然に防ぐことに繋がります。

冬場は夏場と比べ水分の摂取が減り運動量が低下するばかりでなく、空気の乾燥から皮膚からも水分が蒸発し、脱水傾向にあります。寒さから血管が細くなる事に加え、脱水傾向で粘着質な血液になる事で血栓ができやすくなります。ヒートショックや心疾患、脳梗塞の引き金となる血栓や脱水にも注視しなければなりません。
また、歩行やマッサージなどで体に刺激が加わる事で内臓の動きを整え、脳を活性化する確かな効果があるともいわれています。第二の心臓とも呼ばれる足を健康に保つことは、いざという時に冷静に対応し、自分自身や家族を守る基盤となります。
※1内閣府防災情報HPより
※2厚生省HPより