お知らせ

熊本地震から10年が経過します

 2016年(平成28年)4月、熊本県を中心に最大震度7を観測する大きな地震が相次いで発生しました。4月14日21時26分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5、最大震度7の地震が発生し、熊本県益城町で震度7を観測。九州地方で震度7を記録した初めての地震となりました。

 この地震では、熊本平野直下の複数の断層帯が活動し、熊本地方を中心に広い範囲で家屋の倒壊や土砂災害が発生しました。南阿蘇村では大規模な土砂崩れが起こり、熊本・大分両県で大きな被害となりました。2017年4月13日までに死者228人、重軽傷者2,753人、家屋被害は約20万戸にのぼっています。また、強い余震が長期間続いたことで、自宅や避難所での生活に不安を感じ、車中泊を選ぶ被災者が多数発生しました。

 その結果、静脈血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群の発症が問題となり、避難生活の質や健康管理の重要性が改めて認識されることとなりました。震度1以上の地震は同年末までに4,000回を超え、繰り返しの揺れが被害を拡大させたことも大きな特徴でした。

 あれから10年。被災地では住宅の再建やインフラの復旧、産業の再生などが着実に進められてきました。熊本城の復旧工事も段階的に進み、町の景色は少しずつ日常を取り戻しています。

 熊本地震は、震度7の揺れが短期間に複数回発生したこと、余震が長期化したこと、そして避難生活そのものが健康被害につながったことなど、これまでの想定を見直す多くの教訓を残しました。「一度大きな揺れが来たら終わり」ではなく、繰り返す揺れの中でどう命を守るかという視点の重要性を示した災害でもあります。

 10年という節目は、復興の歩みを振り返ると同時に、記憶を風化させないための大切な機会です。家具の固定や備蓄の確認、避難生活の準備など、日常の中でできる備えをあらためて見直すことが、いざという時の行動につながります。

 過去の教訓を「知識」で終わらせず、「行動」へとつなげていくことが、これからの防災につながっていきます。今一度、自分の備えを見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。


熊本地震から10年~記憶と教訓を未来へ~ - 熊本県ホームページ

 https://www.pref.kumamoto.jp/site/h28kumamoto-earthquake/
熊本地震10年関連情報トップページ / 熊本市公式サイト

 https://www.city.kumamoto.jp/kiji00366963/index.html
熊本地方気象台|「熊本地震から10年」特設サイト

 https://www.data.jma.go.jp/kumamoto/The-2016-Kumamoto-Earthquake/index.html