最高気温40℃越えは『酷暑日』へ
いよいよ本格的な夏が近づいてきました。近年、これまでの「猛暑日(35℃以上)」という言葉では警戒が追いつかないほどの、命の危険を伴う暑さが頻発しているのを肌で感じておられる方も多いのではないでしょうか。
こうした事態を受け、気象庁は今年(2026年)4月、最高気温40℃以上の日を正式に「酷暑日(こくしょび)」と命名・定義しました。

※気象庁: 「気温について」 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq3.html の記述から作成
「酷暑日」にまつわる3つのトリビア
1. もともとは民間発祥の言葉だった
実は「酷暑日」という言葉、気象庁がゼロから作ったわけではありません。2022年に日本気象協会が独自に命名して使用していた俗称だったものが、近年の深刻な気候変動を受けて、気象庁の正式な予報用語として大抜擢されたという歴史があります。
2. 47万票以上の国民アンケートで決定
気象庁が名称を決定する際、2026年2月~3月にかけてホームページで大規模な国民アンケートを実施しました。なんと47万票以上の回答が集まり、そのうち20万票以上を獲得した「酷暑日」が圧倒的一位となって採用されました。(※ちなみに、不採用となった候補には「超猛暑日」、自由回答には「汗日暑日暑(あせびしょびしょ)」といったユニークなものもありました)
3. もはや「数十年に一度」の例外ではない
40℃超えと聞くと異常事態に思えますが、日本では2018年以降、毎年どこかの地点で必ず40℃以上が観測されています。昨年(2025年)は群馬県伊勢崎市で国内観測史上最高となる41.8℃が記録されるなど、決して「珍しいレアケース」とは言えない時代に入っています。
今回新設された「酷暑日」という言葉。言葉の響きだけでも強い危機感を覚えますが、言葉が変わるということは、それだけ「災害のフェーズが変わった」という気象庁からの強いメッセージでもあります。
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